不確定日記(平らな気持ちと色)

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不確定日記

気持ちが凪いでいる。体調も天候もいいし気分も悪くない、のに、か、だから、か、あんまり何かを考えたくなかった。そういう時に予定が入っているのはありがたい。行く先は決まっている。赤いサンダルが履きたくて、そこが薄くて疲れることもわかっていたが履いて出かけた。単純な作りだからしばらく歩くとスポッと脱げる。
美容室の最寄駅前にある大きな横断歩道が青になるのを待っていると、目一杯装飾の多い服を来た未成年らしい男子数名がなんとなく腹を殴りあったりしながらはしゃいでいる。中学校の教室の隅を思い出す。数名の男子グループ内で侮られていた同級生がグループ内で戯けたフリをし続けこちらを侮ってくることに腹を立てていた私は、当時何もしなかった。
髪の毛の色を少し明るくしたいと伝えると、一旦白髪染めをした髪の毛は明るくするのが難しいらしく「何度か染めて夏ぐらいにはちょっと明るくなりますよ」と言われる。それでも髪の毛が整うのはうれしい。達成感と美容師さんとの会話で少し気分が泡立って、その足で数件の店を回って、赤茶の眉マスカラ 、明るいオレンジ色のネイルポリッシュ、緑色メインでいろんなラメの入ったアイシャドウパレット、黄土色の口紅を買った。夕食も済ませて帰ろうかと思ったが、すでに気持ちが満ちていたのですぐに食事をする気にならず、近所まで帰って鰯などを買って帰ってからしばらく眠ってから焼いて食べた。思った通り足はひどく疲れていた。

日記を書いていたら炭酸水が倒れてパチパチ言っていた